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ニュース

アムジェン対サノフィ バイオ医薬品の特許係争 日本版

アムジェン対サノフィ バイオ医薬品の特許係争 日本版

Darts-ipユーザである弁理士田中康子様(エスキューブ株式会社)より、製薬分野で最近注目の特許判決についてご寄稿いただきました。 アムジェン対サノフィ バイオ医薬品の特許係争 日本版 darts-030-276-G-ja: 平成31年1月17日判決 東京地裁平成29(ワ)16468 背景: 原告アムジェンは、発明の名称を「プロタンパク質コンベルターゼスブチリシンケクシン9型(PCSK9)に対する抗原結合タンパク質」とする2つの特許権(第5705288号,第5906333号;発明の名称は同一)を有していた。 被告サノフィは、PCSK9に結合し、LDL受容体へのPCSK9の結合を阻害することにより血中LDLコレステロールを低下させる完全ヒト型モノクローナル抗体であるアリロクマブを有効成分とする抗PCSK9抗体医薬品プラルエント®(被告製品)の輸入・販売等を行っていた。原告もまた、抗PCSK9抗体医薬品レパーサ®(エボロクマブ)を販売しており、被告製品の差止め及び廃棄を求めて東京地裁に出訴した。   本件発明: 本件特許権2件の、モノクローナル抗体に関する発明(特許請求の範囲)の概要は次の通りである。 特許第5705288号 1A:PCSK9とLDLRタンパク質の結合を中和することができ, 1B:21B12参照抗体と競合する 1C:単離されたモノクローナル抗体 特許第5906333号(特許第5705288号の分割) 2A:PCSK9とLDLRタンパク質の結合を中和することができ, 2B:31H4参照抗体と競合する 2C:単離されたモノクローナル抗体 特許請求の範囲は、アミノ酸配列ではなく機能的表現で規定されており、膨大な数の抗体が含まれる。一方、発明の詳細な説明には、抗原に結合する20~30程度の抗体の配列情報と、2つの抗体のX線結晶構造解析情報が記載されていたが、アムジェンの抗体エボロクマブの配列は記載されていなかった。しかし、抗体を製造または評価するためのスクリーニング用法は詳細に記載されていた。   サポート要件と実施可能要件に関する規定:

May 31, 2019
二段併記商標にかかる「社会通念上の同一性」問題: FC2登録商標「ブロマガ\BlogMaga」取消審決取消事件

二段併記商標にかかる「社会通念上の同一性」問題: FC2登録商標「ブロマガ\BlogMaga」取消審決取消事件

Darts-ipの新しいブログ著者である、慶応義塾大学 言語学助教の五所万実様より、ご寄稿いただきました。今回の記事が初めての投稿となります。 二段併記商標にかかる「社会通念上の同一性」問題: FC2登録商標「ブロマガ\BlogMaga」取消審決取消事件 平成30年12月20日判決 知財高裁 平成30年(行ケ)第10102号 審決取消請求事件(「ブロマガ」事件) (jp-平成30(行ケ)10102 darts-930-404-F-ja) 平成30年12月20日、知財高裁は、FC2(原告)の登録商標「ブロマガ\BlogMaga」に対する取消審判請求において、特許庁における審決(平成30年3月22日 取消2016-300709号事件; jp-T2016-300709_J2 darts-912-283-E-ja-2)を支持し、株式会社ドワンゴ(被告)の請求を認める判決をした。 図1 FC2の登録商標「ブロマガ\BlogMaga」(登録第5621414号) はじめに 不使用取消審判においては、登録商標と厳密に同一でなくても、「社会通念上同一」と認められれば、登録商標の使用とみなされ、取り消しを免れることができる(cf. 「ハイガード」事件;jp-T2013-300258_J2 darts-499-434-D-ja-2)。登録商標と「社会通念上同一と認められる商標」の具体例については、平成30年12月30日改正前の商標法50条1項(商標登録の取消しの審判)において、以下の通り示されている。 登録商標(書体のみに変更を加えた同一の文字からなる商標、平仮名、片仮名及びローマ字の文字の表示を相互に変更するものであつて同一の称呼及び観念を生ずる商標、外観において同視される図形からなる商標その他の当該登録商標と社会通念上同一と認められる商標を含む。以下この条において同じ。) 上記、登録商標の例示部分は、改正後、商標50条からは削除されたが、38条(損害の額の推定等)4項において同様の規定がなされている。 争点

May 3, 2019
イベントレポート-東京

イベント・レポート(東京)

イベント・レポート(東京) 2019年4月11日、東京丸の内にてDarts-ip主催の無料セミナーを開催いたしました。 今回は、Darts-ipをご利用いただいております、中国商標がご専門の弁理士岩井智子先生(三枝国際特許事務所パートナー副所長)を講師にお招きして、最新の中国商標審判決をご紹介いただきながら、日本企業が実務上直面しやすい諸問題について、ご解説をいただきました。 ・同意書(consent)を取るべきか?対価は? ⇒同意書が肯定/否定された判例をDarts-ipで検索する ・できるだけ広い権利化を狙うか?馳名商標化を狙うか? ⇒どこまで広く取れそうか、過去の判例判断をDarts-ip上でグラフ表示できる ⇒馳名商標による侵害訴訟についてDarts-ipで検索する ・異議/無効判断は裁判所によって大きく異なり得る ⇒Darts-ipで裁判所ごとの判断の違いを比較する ・他国での訴訟での主張との一貫性が重要 ⇒Darts-ipで相手方の各国での訴訟を追いかける ・積極記載ができない点にどのように対処すべきか? などなど、判例の紹介のみならず、日本企業向けのかなり細かい実務上のノウハウまでご教授いただきました。 セミナー後半では、Darts-ip商標アナリストの齊藤千尋から、Darts-ipではどのような検索条件で商標判例を検索することができるか、商標特有の検索機能について、最新のグラフィカル・オーバービュー機能の紹介も交えながら、ご紹介させていただきました。 最後に、Darts-ip Japan Country Managerの佐藤健一郎から、特許判例の検索、FTO調査、パートナー企業のご紹介、今年9月に予定しております米国Pacerからのドケットシート情報の収録、などについてご説明させていただきました。 ご参加いただきました皆様、お忙しい中お運びいただきましてありがとうございました。

April 11, 2019

世界中の知財訴訟・判例を収集

世界65カ国、4 224 301の裁判所からの網羅的な「収集力」
(収録数4 224 301件、15 June 2019現在)
世界各国の法制度に合わせて、裁判所書記官との面談や裁判所のアーカイヴ記録、裁判所や各国特許庁が発行する電子ファイルなどから訴訟情報の収集を行っています

訴訟情報をプラットフォーム化

世界中から収集した訴訟文書を「データ」として蓄積
世界唯一のプラットフォーム「Darts-ip」を構築
最近は、人工知能(AI)を積極的に導入。例えば、複数の関連事件をリンク・まとめて表示、世界展開する企業名を標準化、親会社と子会社をパッケージ会社単位としてわかりやすく表示

各国法に合わせて体系化

全世界170人以上、Darts-ipの「リーガルアナリスト集団」
世界各国異なる法体系から生じる「微妙な違い」を法律専門家たちが一件一件精査。わかりやすく法的体系化を行っています

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